CSV結合は単純に見えてミスが起きやすい作業
CSVファイルは、表計算ソフトや業務システムから出力しやすい便利な形式です。 その一方で、見た目は同じように見えても、内部の文字コード、列の順番、日付の形式、金額の表記などが異なる場合があります。
たとえば、毎月の売上CSVをひとつにまとめる場合でも、ある月だけ列名が違っていたり、 途中から新しい項目が追加されていたりすると、正しく集計できないことがあります。
結合前に確認したい基本項目
CSVを結合する前に、最低限次の項目を確認しておくと、後から修正する手間を減らせます。
- すべてのCSVに同じ列名があるか
- 列の順番が同じか
- 文字化けしていないか
- 日付形式が揃っているか
- 金額や数量が数値として扱えるか
- 重複データが混ざっていないか
- どの元ファイルから来たデータか分かるか
列名を揃えることが最初の重要ポイント
CSV結合で特に大切なのが、列名を揃えることです。 たとえば「売上金額」「金額」「合計金額」のように、意味は似ていても列名が違うと、 ツールや表計算ソフト上では別の項目として扱われることがあります。
結合前には、基準にするCSVをひとつ決めて、他のCSVの列名も同じ表記に揃えておくと安全です。
文字化けと文字コードに注意する
CSVをExcelで開いたときに、日本語が文字化けすることがあります。 これは、CSVファイルの文字コードが異なることが主な原因です。
よく使われる文字コードには、UTF-8やShift_JISがあります。 システムごとに出力形式が違うため、複数のCSVを扱うときは、文字化けしていないかを先に確認しましょう。
日付形式と金額形式も揃える
日付は「2026/6/22」「2026-06-22」「令和8年6月22日」など、さまざまな形式で出力されます。 形式が混ざると、並び替えや月別集計が正しくできないことがあります。
金額についても、「1,000」「1000円」「¥1,000」のように表記が混ざると、 数値として合計できない場合があります。結合後に集計する予定がある場合は、 日付と金額の形式を先に揃えておくことが大切です。
元ファイル名を残しておくと確認しやすい
複数のCSVを結合すると、あとから「この行はどのファイルから来たデータか」が分からなくなることがあります。 そのため、結合時には元ファイル名を列として残しておくと便利です。
元ファイル名が残っていれば、後からミスを見つけたときも原因を追いやすくなります。 月別データ、店舗別データ、担当者別データなどを扱う場合は、特に有効です。
結合後は件数と合計を確認する
CSVを結合した後は、必ず件数を確認しましょう。 たとえば、3つのCSVがそれぞれ100行、200行、300行なら、結合後は合計600行になるはずです。
売上データであれば、元ファイルごとの売上合計と、結合後に集計した売上合計が一致するかも確認します。 この確認を行うことで、取り込み漏れや重複に気づきやすくなります。
手作業での結合が大変な場合
ファイル数が少ないうちは、Excelで開いてコピー&ペーストする方法でも対応できます。 しかし、毎月同じ作業が発生する場合や、CSVの数が多い場合は、手作業ではミスが起きやすくなります。
SouZouでは、ExcelやCSVファイルをまとめるための無料ツールを公開しています。 まずは小さなデータで試し、業務に合うか確認してから使うことをおすすめします。